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「Photoshop=難しい」は過去。今や、やりたいことを"文字に書く"だけに。非クリエイター向けAdobe Expressもテンプレートが充実

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ちなみに、Adobe Creative Cloud Proの月額使用料は9080円(1年契約の場合)。世界中のほとんどすべてのカメラマン、イラストレーター、デザイナー、動画編集者はこの金額を払い続けている。いかにアドビが盤石な経営を築いているかおわかりいただけると思う。

しかし、悩ましいのがそれぞれのアプリの使い方の難しさだ。Photoshop、Illustrator、InDesign、Premiereなどのアプリを使いこなしてプロとして仕事ができるようになるためには、「職人」と言われるほどの鍛練を積まなければならない。

これらのアプリがあればほとんどどんな画像でも、映像でも作れるほど高機能なものばかりだから仕方のないこととはいえ、ハードルの高さが難点だった。

一般にも多くのスクールがあるし、アドビ自身も「クリエイティブカレッジ」というオンラインスクールを運営するほど、その点が課題であることはわかっているのだが、どんどん高機能化するアプリの使い方は、さらに難しくなる……というのが実態だった。

生成AIがアドビの高機能アプリを一変させた瞬間

しかし、その「高機能アプリは難しい」という問題点に突破口を切り開いたのは、またしても生成AIだった。

Adobe MAX 2025では、生成AIのさまざまな活用が発表された。

Photoshopと生成AIの組み合わせは新たなクリエイティブの可能性を切り開いた(写真:筆者撮影)

元々、アドビには独自の生成AIであるFireflyがあるのだが、半年ほど前からGoogleのGeminiやVeoやNano Banana、OpenAIのChatGPT Imageなど他社製の生成AIも選択できるようになってきている。こちらは、クリエイティブの幅を広げるための工夫といえるだろう。

それ以外にもユーザーインターフェイスに生成AIが多く使われるようになってきた。

昨年公式に発表されたコンテキストタスクバーもそのひとつ。コンテキストタスクバーは、PhotoshopやIllustratorに設けられた画像の下部に表示されるフローティングバー。そこには「次に使う可能性が高いツール」が常に変化しながら表示される。

画像の操作している部分のすぐ下に現れるコンテキストタスクバーには、次に使う可能性が高いツールがいくつか表示される(写真:筆者撮影)

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【「背景を削除」をワンクリックするだけで画像を切り抜ける】

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