「Photoshop=難しい」は過去。今や、やりたいことを"文字に書く"だけに。非クリエイター向けAdobe Expressもテンプレートが充実
たとえば、テキストからの画像生成や、画像の一部をテキストで生成した画像で埋め合わせる機能、画像をプロンプトで指示して動画にする機能などがある。ここではPhotoshopやIllustratorよりさらにインターフェイスが簡便になっている。
写真をセレクトし、仕上げるアプリであるLightroomでも生成AIは仕事を効率的にこなすために使われている。たとえば、プロカメラマンは1日で何千枚もの写真を撮影し、その中から使うべき数カット、もしくは数十カットの写真を選ぶ。最新のLightroomでは、この作業をある程度自動化することができる。
たとえば、モデルが目をつむっているカットや、ピントが合っていないカットを排除したり、同じ画角で撮影されているカットをスタックとして取りまとめて、その中からベストカットを選べばいいようにしたりしてくれる。最終的に意思決定するのが人間だとしても、まるで気の利いたアシスタントのように、その手前の作業を行ってくれるのだ。
動画編集アプリのPremiereでも同様。撮影時には数多くのテイクを撮るのが一般的だが、その中から採用カットを探すのは大変手間のかかる作業。しかし、生成AIがNGカットを排除したり、似たカットを取りまとめたりしてくれるので、こちらも作業が非常に効率的になっている。
あくまでクリエイターをサポートするのがアドビのスタンスなのだ。
非クリエイターの能力を拡大するAdobe Express
アドビには非クリエイター向けにAdobe Expressというサービスがある。Adobe Expressはもともとイラストレーターやデザイナーでなくても、ある程度レベルの高いクリエイティブを簡単に生み出せるようにと開発されたアプリ。
実際のところ、クリエイターでなくても簡単なクリエイティブを作らねばならないことは少なくない。そういう人が複雑な作業なしにレベルの高いクリエイティブを作ることができるのがAdobe Expressだ。


















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