【採点表つき】トランプ米大統領が天皇陛下との会見で見せた"敬意"と"マナー違反" 専門家が「やめてほしかった」と語る行為は…
しかし、今回の天皇陛下との握手はトランプ・シェイクとは打って変わったソフトなものだった。
白羽氏によると、トランプ大統領が自らの手よりも天皇陛下の手が上になるような握り方をしたことからも、陛下への敬意が読み取れるという。
2人の握手を映像でよく観察すると、トランプ大統領は長すぎる握手は適切ではないと思ったのか、途中で一瞬手を開きかけている。
だが天皇陛下が笑顔でその手を握り続けたことを受け、トランプ大統領は陛下の手の上に自らの左手をそっと重ねた。
このしぐさについて、白羽氏は「陛下のお体に触れるのは皇室儀礼としては許されませんが……」と前置きしつつ、こう続けた。
「両手での握手は大きな喜びを表すジェスチャーであり、陛下の歓迎の気持ちが相当うれしかったのでしょう。
握手をしながら左手で陛下の腕に触れるような場面もありましたが、実際に触れていたのか、触れずに添えていたのかは判別が難しいですね。いずれにしても、陛下をエスコートする姿勢によって敬意を示そうとしたのでしょう」
黄色のネクタイに込められた意味
またトランプ大統領はこの日、自身の代名詞で“パワータイ”とも呼ばれる赤ネクタイではなく、親しみやすさを演出する黄のネクタイを着用していた。黄色は日本国花の菊の色でもある。
御所内での会見が始まり、小広間で天皇陛下と向かい合って座った際は、猫背になって陛下と目線を合わせたり、足を肩幅程度までしか開かなかったりと、自らの大きな体躯が威圧感を与えないような工夫も見られた。

















