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米軍事大手ノースロップ・グラマンのCEOに直撃インタビュー「日本の防衛企業の投資拡大にエキサイティングしている」

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トランプ大統領に併せて来日した米防衛大手ノースロップ・グラマンのキャシー・ウォーデンCEO(撮影:尾形文繁)

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高市早苗氏が所信表明の演説で、安全保障重視の姿勢を鮮明にしながら、防衛関連費の拡大方針を打ち出した。すでに急拡大中だが、さらに加速させるという。10月28日には、来日したトランプ米大統領が首脳会談で高市氏に「防衛費を増やすと聞いている。アメリカからの装備品の調達に感謝する」と伝えた。日本の防衛産業や関連市場は、アメリカ側からどう見えているのか。トランプ氏に併せ来日した米防衛大手ノースロップ・グラマンのキャシー・ウォーデンCEOに単独インタビューで聞いた。

――トランプ大統領と同じタイミングで来日した狙いを教えてください。

今回はアメリカ大統領が日本の新首相と会談を持ち、防衛分野における同盟関係をさらに強化するという機会に同行することができた。非常に嬉しい。ノースロップ・グラマン社は長期にわたり、この地域の安定を実現するためのさまざまなソリューションを提供してきた。私は今年4月にも日本を訪れ、多くの業界のパートナー会社と面談した。パートナー各社との再会を楽しみにしている。

高市首相方針は「心強い」

――高市早苗新首相は防衛強化の必要性を訴え、予算を従来の予定より前倒しで拡大させる方針です。どう見ますか。

新首相が防衛支出を拡大、加速していくと明言していること、しっかりコミットメントしていくということを明言していることを心強く思う。この地域におけるアメリカ側の立場と整合性が取れている。アメリカ企業の持てるイノベーション、そして日本企業の持てるイノベーションを結集して、両国が抱えている国家安全保障上の非常に厳しい課題に対応していく所存だ。

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