「AIに詳しいことに価値はない」。AIに代替されない「あなただけ」の価値を磨くために必要な2つの力
「AI人材が足りない」という企業は沢山あります。でも、AI人材とはいったい何でしょう?
上述のとおり、AIのことであれば、AIに聞けば済む話です。
不足しているAI人材とは、「ビジネス課題とAIを結びつける人材」なのです。
AIツールの操作に詳しい人ではなく、ビジネス上の課題を理解し、それをどうAI活用で解決するかを設計できる人材が求められているということです。
もっと簡単にいえば、AIを使って事業の成長につながるような成果を出す人材が足りていないということです。
そして、「AIに詳しい」ということと、「AIで成果を出せる」ということは、まったく別物です。
成果を出すためには、単にAIを業務に組み込むだけではなく、「なんのために使うか」という目的設定と、「この方針で進める」という決断が求められます。
本当に必要なのは「目的設定」と「決断」への関与
では、「ツール係」から脱却し、「あなただけ」の価値を磨くために必要なことは何でしょうか。その答えは、前述した「目的設定」と「決断」に関与できる力を持つことです。
目的設定とは、「誰に、なんのために、何をして、どんな成果を得るか」という方針を決めることです。
AIの活用はあくまで手段であり、目的を達成するためにAI活用があります。
例えば「社内の資料をAIで作ろう」というのは単なる手段です。重要なのは「AIで資料を作ることで、どんな成果を得るか」ということです。
AIで資料を作っても、品質が低ければ意味がありません。誰にも読まれない無駄な資料が大量生産されるといった結果にもなりかねません。


















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