バッテリーが弱点とされる「iPhone Air」は細かな工夫の積み重ねで十分長持ちに すべてのiPhoneで有効なやっておきい省電力設定

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最適化中は通知が表示されるため、これを長押しして「今すぐ充電」を選択すると、通常の充電が始まる。また、iPhone 15以降の端末では、充電する上限を選択することも可能だ。上限は、最低80%まで、5%刻みで設定できる。ただし、この場合、バッテリーが少ないまま動作させなければならず、連続駆動時間は短くなってしまう。こちらを頼るよりも、最適化を使いこなしたほうがいいだろう。

チリも積もれば山となる、細かな省電力設定

もちろん、最新のiPhone AirやiPhone 17シリーズでも、細かな設定の積み重ねがバッテリーの持ちにつながる。チリも積もれば山となるというわけだ。

代表的なのが、ディスプレイの明るさ。暗くすればするほどバッテリーの消費量は減るため、明るすぎる設定になっていないかは改めて見直しておきたい。設定は「設定」の「画面表示と明るさ」やコントロールセンターで変更できる。暗くしすぎると画面が見づらくなってしまうため、今よりちょっとだけ下げるように心がけておくといい。

スクリーンショット
ディスプレイは見づらくならないギリギリまで暗くするのがオススメだ(筆者撮影)

iPhoneに搭載される有機ELは、ベースが黒で色のある部分だけを発光させる仕組み。そのため、表示内容に黒が多ければ多いほど、ディスプレイのバッテリー消費を抑えられる。ここで有効なのが、「ダークモード」だ。設定で時間ごとに切り替えられるほか、ダークモードに固定することもできる。文字などが見やすくなるメリットもあるため、これも有効にしておきたい設定だ。

また、5Gや4Gなどのモバイルネットワークも、Wi-Fiに比べるとバッテリーを消費しやすい。そのため、不要な通信をバックグラウンドでしないことも、節電には有効になる。アプリの自動更新は、その1つ。「設定」の「アプリ」で「App Store」を開き、「モバイルデータ通信」欄にある「アプリの自動ダウンロード」をオフにしておくと、自動でアプリが更新されるのを防げる。

モバイルネットワークでの自動アップロードは抑制しておきたい(筆者撮影)
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