とはいえ、iPhone 16 ProからiPhone Airに乗り換えた筆者は、同程度かむしろ若干だがバッテリーの持ちがよくなっている印象を受けている。実際、ビデオ再生時間はiPhone 16 Proと同レベルで、iPhone 16よりも通常で5時間、ストリーミングで4時間伸びている。また、iPhoneには、さまざまなバッテリー節約設定が用意されている。これらを駆使することで、iPhone Airを不安なく使うことができるはずだ。その方法を紹介していこう。
iOS 26の新機能、適応型電力制御を使う
省電力設定として、まず注目したいのが、iOS 26で実装された「適応型電力制御」だ。この設定は、「設定」アプリの「バッテリー」の中にある「電力モード」で変更することができる。iPhone AirやiPhone 17シリーズでは、標準で有効になっているため特に設定を変更する必要はないが、よくわからないままオフにしているケースや他の機種を使っているときには、ここを見直してみよう。
また、適応型電力制御の機能が使われると、そのことを知らせる通知が届くよう、設定することも可能だ。この機能は、iPhoneの利用量を普段と比較し、通常よりも激しく使われている場合に自動で有効になるというもの。ユーザー側が都度手動で設定などを変更する必要はない。
利用量が通常よりも多い場合、ディスプレイの明るさを下げたり、バックグラウンドでの処理を制限したり、チップセットのパフォーマンスを落としたりと、バッテリーの消費量を減らすような変更が加わる。ユーザー側にあまり影響がない形で、バッテリーの消費を減らすような振る舞いをするようになるというわけだ。
さらに、バッテリー残量が20%以下になると、自動的に低電力モードに切り替わる。通常では、ユーザーに設定を切り替えるかどうかを確認するが、適応型電力制御が有効になっていると、その手間もなくなる。ただし、カメラ利用中やゲームプレイ中など、パフォーマンスが必要なときには、この制限はかからない。
これらの制限は、ユーザーがあまり気にならない範囲でかかるため、標準ではオンにしたまま使っておくのがいいだろう。標準で有効になっているiPhone 17シリーズやiPhone Airではそのままに、それ以外でこの機能に対応しているiPhoneでは、設定を変更してオンにしておくようにしたい。


















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