【367PSの3.0Lターボエンジンにハイブリッドシステムをドッキング】刺激的なアウディのスポーツSUV「SQ5スポーツバック」が持つ特別感

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筆者による試乗シーン
筆者による試乗シーン(写真:三木 宏章)

発進後、車速が伸びてくるとエンジンが始動し、その動力で走行する。この際、切り替えがかなりスムーズなため、いつ変わったのか気づかないほどだ。また、3.0L・V型6気筒ターボエンジンと、加速時などにそれをアシストするMHEV plusのコンビは、かなりパワフル。アクセルペダルをさほど踏み込まなくても、車体がグングン進んでいく印象だ。

逆に、こうしたパワフルさに慣れておらず、アクセルペダルをラフに踏み込んだり離したりすると、車体をギクシャクさせてしまうかもしれない。パワーの出方がアクセル操作に対しリニアなぶん、ある程度スムーズなペダル操作を行う必要があるようだ。

アダプティブ・エアサスペンションについて

SQ5スポーツバックのタイヤ&ホイール
SQ5スポーツバックのタイヤ&ホイール(写真:三木 宏章)

足まわりは比較的しっかりと路面と捉える感じで、人によってはやや硬めに感じるかもしれないが、個人的には好みだ。走行状況に応じ車高や減衰力を電子制御するアダプティブ・エアサスペンションが、路面の凹凸を上手く吸収。タイトコーナーの連続するコーナーでもハンドル操作に対し車体がリニアに反応し、思ったどおりのラインをトレースしてくれる。

ただし、荒れた路面の段差を越える際などに、路面からの衝撃でやや突き上げ感が出る場合もあった。これは、試乗車の場合、オプション設定されている21インチのタイヤ&ホイールを装着していたためかもしれない。SQ5/SQ5スポーツバックの場合、標準のタイヤ&ホイールは20インチ。また、Q5やQ5スポーツバックでは、標準で18インチをセットしている。

試乗車は、タイヤ&ホイールがより大径だったぶん、路面からの衝撃なども感じやすかったのかもしれない。このあたりは好みもあるため、一概には言えないが、機会があれば、20インチ仕様車などにも乗ってみたいところだ。

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