【367PSの3.0Lターボエンジンにハイブリッドシステムをドッキング】刺激的なアウディのスポーツSUV「SQ5スポーツバック」が持つ特別感

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また、試乗車では、オプションとなる助手席専用の10.9インチ「MMIパッセンジャーディスプレイ」も搭載。助手席のパッセンジャーが、ドライバーの視線を妨げることなく、インフォテインメントシステムを自由に使用することを可能とし、コックピットに座る2人それぞれの快適性などにも考慮している。

EVライクな発進性能

センターコンソールに配置されたシフトボタン
センターコンソールに配置されたシフトボタン(写真:三木 宏章)

パワーボタンを押し、レバー式のシフトボタンを下に引くと、ドライブモードとなり、発進可能となる。バッテリーの充電状況が良好なため、エンジンは始動しない。アクセルペダルをゆっくりと踏み込むと、かなりスムーズに発進。このモデルは、前述のとおり、マイルドハイブリッドのMHEV plusを採用することで、発進して速度がある程度上がるまでは、モーターだけで走るEV走行となる。しかも、100%モーターだけの走りでも、ストレスはまったく感じない。

ちなみに、アウディによると、Q5シリーズの場合、「システムを構成するPTG(パワートレインジェネレーター)は、最大230Nmの追加駆動トルクと最大18kW(24HP)の出力を生成する」とのこと。モーターだけでもかなりトルクフルで高出力なことが、発進時のスムーズな走りを生むようだ。

また、ハイブリッドシステムには、減速時にバッテリーに充電を行う回生機能もあるが、PTGでは「最大25kWのエネルギーを回生する」能力も持つ。つまり、出力が高いだけでなく、使った電力を補う能力も高いということだ。これにより、WLTCモード値12.7km/Lという燃料消費率に貢献している。

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