【367PSの3.0Lターボエンジンにハイブリッドシステムをドッキング】刺激的なアウディのスポーツSUV「SQ5スポーツバック」が持つ特別感

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そんなQ5シリーズの第3世代となる新型は、ICE(内燃機関)向け新世代プラットフォーム「PPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)」を初採用。高効率と走行性能の向上を図っていることが特徴で、冒頭でも述べたMHEV plusという最新のマイルドハイブリッドシステムを搭載していることがトピックだ。

ラインナップには、SUVスタイルのスタンダード仕様「Q5」と、クーペ風ボディの「Q5スポーツバック(Sportback)」を設定。これらのパワートレインには、204PSを発揮する2.0L・4気筒ガソリンターボ車と2.0L・4気筒ディーゼルターボ車を用意する。

そのスポーツグレードとなるのが、「SQ5」と今回試乗したSQ5スポーツバックだ。パワートレインには、いずれも大排気量の3.0L・V型6気筒ターボエンジンを搭載し、367PSもの最高出力を発揮。駆動方式は、全タイプに独自の4輪駆動システム「クアトロ(Quattro)」を採用し、トランスミッションはこれも独自の「7速Sトロニック」を搭載する。

第3世代は48Vマイルドハイブリッド仕様に

SQ5/SQ5スポーツバックは、可変タービンジオメトリー(VTG)付きターボチャージャーを装着した3.0 ℓ V型6気筒TFSIエンジンを搭載。最高出力270kW(367PS)、最大トルク550Nmを発揮し、さらに48 V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムも採用する
SQ5/SQ5スポーツバックは、可変タービンジオメトリー(VTG)付きターボチャージャーを装着した3.0 ℓ V型6気筒TFSIエンジンを搭載。最高出力270kW(367PS)、最大トルク550Nmを発揮し、さらに48 V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムも採用する(写真:三木 宏章)

そして、これらすべてのパワートレインに搭載するのがMHEV plusだ。一般的なマイルドハイブリッドは、発進時や加速時などにエンジン出力をアシストすることが主な役割。100%モーターで走行するEV走行は行わないことがほとんだ。だが、このシステムでは、国産車に多い12V仕様ではなく、より電圧の高い48Vシステムを採用するなどで、限定条件下でのEV走行も可能とする。

バッテリーの充電状況が良好であれば、たとえば、市街地の信号待ちから発進する際など、ゆっくりとアクセルを踏むことでエンジンが始動せず、モーターだけの動力で走行することができる。

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