「法的には家畜扱い」「実はきれい好き?」マンションで≪マイクロブタ≫を飼い始めた夫婦に訪れた3年後の重大な心境の変化

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マイクロブタ
しおりさん宅のマイクロブタ、おもちくん5歳(写真提供:しおりさん)
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かつてペットといえば「犬か猫」が当たり前だった。だが近年、都市部を中心に静かに広がっているのが、「小動物」との暮らしである。
ペット不可あるいは「小動物のみ可」の集合住宅でも受け入れやすく、また、共働き・単身者・子育て家庭など多様なライフスタイルにフィットしやすい。
この連載では、「ワンでもニャンでもない家族」と暮らす人々に話を聞き、制約の多い都市生活のなかで見つけた、“静かで確かなつながり”を探っていく。
第7回となる今回は、マイクロブタと暮らす夫婦に話を聞いた。

思った以上にブタらしくなる「マイクロブタ」

ブタの肌は、驚くほど人間に似ていた。華奢な体つきのしおりさん(仮名)の背後からはみ出したピンク色の肌、うっすらと生えた体毛と黒い斑点がなければ、裸の西洋人が寝そべっているようにも見える。

マイクロブタは、2000年代にイギリスでミニブタの交配により作出された40キロ程度のブタで、近年は日本でもペットとして人気がある。いつのまにかブタカフェも増えた。

カフェにいるブタは、犬のように尻尾を振り、好奇心旺盛で人懐こい。ちょっと変わった犬種だと言えば通じるかもしれない。しかし、「マイクロブタ」は成長すると思った以上にブタらしくなるため、注意が必要だ。

「おもちも、2歳になるまでは1カ月で1キロずつ増え続けて、今年の年始に測ったときは、37キロでした」

本連載では、小動物を飼育されている方を対象に、取材にご協力いただける方を募集しています。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
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