「マイクロブタ専用」のグッズを見つけるのは難しいが、エサ以外はほぼ犬用のもので代用できる。ただし、大型犬用のしっかりしたものを最初からそろえたほうがいい。マイクロブタは思った以上に力が強く、中型犬用のケージでは耐えきれないため、すぐに買い替える羽目になる。
「おもちの場合、キャリーケースはすぐに使わなくなってしまいました。その代わり、最初から丈夫なペットカートを購入すべきだったと思います。また、体重が重いのでベッドはすぐにダメになります。結局今では人間用のマットレスをベッド代わりにしていますね」
飼育を始めるまでに一式20万円程度
なんだかんだで、初期費用だけで10万円は下らない。しおりさんの場合は結局一式20万円程度かけたという。
よく食べるので、エサ代もばかにならない。当初はブタカフェでエサ代に飼育相談をプラスしたプランに加入していたため、月8000円程度かかっていた。
「ブタ用のペットフードは栄養価が高い分、与える量が少ないんです。おもちは四六時中食べ物を欲しがるので、2歳以降は手作り食に変えました」
2021年3月におもちくんを迎えてから3年間、夫婦で仕事を調整し、なんとか留守番時間を8時間以内にしていた。しかし留守番中落ち着かず、ケージ内をウロウロし、時に悲しそうに鳴いているおもちくんを、しおりさんは留守番カメラ越しにやるせない気持ちで見ていた。
そして夫婦はある決心をする。お迎えしてから3年後の2024年4月、夫婦で店を開店したのだ。
(後編に続く:「マイクロブタと川の字で眠る幸せ…」ストレスの多かった共働き夫婦がたどり着いた穏やかな日常)
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