【RSとして初の4WDを設定】ホンダの人気コンパクトSUVに新グレード「ヴェゼル e:HEV RS」を追加した意図とアップデートのポイント

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ヴェゼル e:HEV RSのタイヤ&ホイール
ヴェゼル e:HEV RSのタイヤ&ホイール(写真:三木 宏章)

駆動方式は、先に紹介した先代ヴェゼルRSが2WD(FF)のみの設定だったのに対し、新型ヴェゼルe:HEV RSは4WDも設定。雪国に住むユーザーはもちろん、スキーなどウインタースポーツを楽しみたい層など、より幅広い嗜好に対応する設定としている。

ちなみに、パワートレインに関しては、2024年のマイナーチェンジ時にアップデートしているため、今回は基本的に変更していないという。とくに、現行ヴェゼルのハイブリッド車は、前回のアップデートでアクセルレスポンスを向上していることが特徴だ。とくにスポーツ・モードでは、さらに余裕ある俊敏な走りを味わえるという。

ヴェゼル e:HEV RSのエンジンルーム
ヴェゼル e:HEV RSのエンジンルーム(写真:三木 宏章)

また、エネルギーマネージメント制御を見直すことで、エンジン始動回数、停止頻度も大幅に低減。ホンダのe:HEVは、前述のとおり、発進時は100%モーターだけで駆動するEV走行を行い、速度が上がるとエンジンが発電のために始動する仕組み。現行モデルは、とくに、EV走行の領域が増加しており、静かな走りと優れた燃費性能などに貢献するという。

インテリアの変更点について

インテリアでは、全体的に黒を基調としながらも、各部にレッドのステッチや加飾を施すことで、外観同様にスポーティさを演出する。たとえば、ステアリングホイールやセレクトレバー、シフトブーツなどだ。これらは、すべて本革巻きで、ブラックのレザーにレッドステッチをマッチングする。

ヴェゼル e:HEV RSのインテリア
ヴェゼル e:HEV RSのインテリア(写真:三木 宏章)

また、専用のコンビシートには、レッドステッチを施したプライムスムース(合成皮革)とファブリック、さらに上質かつ耐久性に優れたラックス スェードを採用。高級かつスポーティな雰囲気に加え、ラックス スェードの滑りにくい質感により、運転姿勢のホールド性を高める工夫も施している。

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