東芝の中間営業赤字900億円前後に

東芝テックのPOS減損が響く

 11月5日、東芝は、2015年4─9月期連結業績に関する一部報道について、「現在、集計・精査中だが、おおむね報道にある営業損益・純損益を見込んでいる」とのコメントを発表した。写真は、東芝のロゴ、9月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 東芝<6502.T>は5日、2015年4-9月期の連結営業損益が900億円規模の赤字になったことを明らかにした。子会社東芝テック<6588.T>のPOS(販売時点情報管理)端末事業で減損処理を計上するのが響く。中間決算は7日土曜日に発表する。

4―6月期の営業損益は109億円の赤字だった。7─9月期も家電事業や、メモリーを除く半導体が厳しいほか、POS端末の減損処理が響き、リーマンショック後の09年以来6年ぶりの中間営業赤字となる。

POS端末事業は2012年に米IBM<IBM.N>から700億円前後で買収。東芝はIBMの顧客基盤を受け継いで小売店向けにクラウド事業を強化する計画だったが、想定した収益が上がらず、減損処理に追い込まれた。

東芝テックは5日午後3時に中間決算を発表する予定。

4―6月期は3年ぶり最終赤字を計上したが、東芝によると、4―9月期の当期純損益は400億円前後の黒字を確保したという。財務体質改善の一環で、7―9月期にフィンランドのコネ社株、トプコン <7732.T>株、持分法適用のNREG東芝不動産の保有株を相次ぎ売却したことで、最終黒字を確保した。

(村井令二 編集:宮崎大)

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

東洋経済education×ICT