「もしかしてイタい格好してる?」「もはや何を着たらいいの…」 《中年の呪縛》で"服装迷子"になった人が失っているもの

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他人のファッションにあれこれ言う人は、年相応以外にも、体型であったり、化粧のノリであったり、なんらかの粗探しをします。

人の欠点ばかり探してしまう人のジャッジが公平とは思えませんし、頼まれてもいないのに、他人の外見にあれこれ言いたがるのは失礼なことで、おせっかいがすぎるというものです。

「私は親切のつもりで言ってあげている」という人もいるかもしれませんが、服装に限らず、人の好みや感覚で決まるような問題を、自分が100%正しいと信じて押しつけるのは、ただのエゴです。

人の外見に難癖をつけるほうが非難される

ネットを見ると、身近な人の服装を「明らかに似合ってない」「年甲斐もない」「一緒に歩くのが恥ずかしい」と、悪く言う人を見かけますが、ここまでくると、ただの悪口です。漫画で言えば、こんなことを堂々と言えるのは悪役令嬢くらいです。

現実で人の外見に難癖をつければ、言った人のほうが非難されます。「似合っていない」は個人の感想、「年甲斐もない」は時代錯誤、「一緒に歩くのが恥ずかしい」なら、一緒に歩かなければいいんです。

法に触れたり、公序良俗を乱したりするものでないなら、どんなファッションを選んだっていいと思います。

成長期の子どもの服でなければ、大抵の服のタグには推奨年齢は書かれていませんし、年齢や肌質に合わせた化粧水や下地などはありますが、メイクに明確なルールがあるわけではありません。

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