「もしかしてイタい格好してる?」「もはや何を着たらいいの…」 《中年の呪縛》で"服装迷子"になった人が失っているもの

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「女らしさ・男らしさ」と同じように、「年相応」に関しても、昔と今ではだいぶ世の中の傾向は変わってきたように感じます。

カジュアルな服装を選ぶシニアが増えているし、白髪を素敵なカラーに染めたおばあちゃんを見ると、若々しくて素敵だなって思います。年齢に関係なく、男性も女性も、流行より個性を重視する人が、昔よりも増えてきました。

年を取ると本当に思うのですが、どんなことでも、人の意見を気にして言われるがまま従うより、自分の気持ちを優先したほうが後悔は少ないです。特に好きなことを諦めると、「あのときやっておけばよかった、こうしていればよかった」という後悔が、いつまでたっても消えません。

そして、「ああするべきだ、こうするべきだ」と言った人たちのほとんどが、その責任を取ってはくれないのです。

あえて「年相応」のファッションにしてみる

もし今、「自分の年齢でこの服装やメイクは、年相応ではないのではないか?」と悩んでいる人は、試しに自分が「年相応」と思えるものに変えてみるのもいいと思います。違和感の正体を突き止めることは大切です。

服装を変えることによって、今までよりしっくりときたり、周りの視線を気にせずに毎日を気楽に過ごせたりするなら、それが「今の自分に合っている」のだと思います。

また、「年相応ではないけど、自分はこれが着たい!」と、はっきりわかる服装やメイクがある人は、そっちを選べばいいと思います。周りからどう思われているかを気にする必要はありません

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