成績が伸びない子に効く「直しノート」の威力 書き方ひとつで、こんなに変わる!

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多くの生徒は、模試はやりっぱしで、1カ月後に戻ってくる点数や偏差値、順位を見ておしまいにしてしまいます。これは非常にもったいないことですね。せっかく時間をとって、問題を解いて、「どこがわかって、どこがわからないか」が明確になったのに、そのままにしておくのですから、これではまったく成長がないのも当然です。

しかも模試は、よく問われる問題を集中的に出していますから、これを使って勉強することは非常に効率的なのです。しかし、ただ「復習をやれ!」では面白くありません。どうせやるのであれば、「楽しむ構造」を作らなければなりません。そこで登場するのが、「直しノート」なのです。

「直しノート」の3つの段階とポイント

しかし、ただ間違えた問題を集めるというだけではありません。実は、そこにはいくつかの段階とポイントがあるのです。

<第1段階:これが最低限できれば効果は確実に出る>
・左に問題、右に解答、解説+どこを間違えたか?
・色を使ってカラフルにする
・オリジナルノートを作る

問題と解答、解説をノートの左右に分けて作るというのは、よくある方法です。しかし、重要なことは「図や絵、さらに色付けしてカラフル」して、後で見返したくなるようなノートにすることです。黒一色の淡白なノートは見ていて、つまらないですし、勉強の意欲を減退させます。
科目ごとに「直しノート」を作り、次回のテスト前に再度問題を解きます。すると、それだけで確実にできるようになっていくことでしょう。

<第2段階:ここまでできれば学力向上が加速する>
・「今度どういうところに気をつけるか」の記述→ 反省と対策

第1段階のさらに上のレベルです。反省点を書きくわえ、今後どのような対策を取るかという点を書きます。すると、成長は加速します。

<第3段階:この段階ができれば、自分の力だけでなく周囲の力も味方にできる>
・誰かに見せてコメントもらう(親⇔子、先生⇔生徒など)

ここでは「直しノート」を使って、コミュニケーションを行います。解説を見てもわからないことを質問してもいいですし、感想を書いてもいいでしょう。それに対して、親や先生がコメントを入れてあげることも有効です。ここまでくると一種の交換日記のような機能も持ちます。実はこの人的交流が、信頼関係を育み、つらい時期を乗り切る原動力となるのです。

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