決勝直前!キングオブコント2025の見所 フレッシュなトリオに無冠の帝王…決勝進出メンバーを徹底解説
決勝は実に4年ぶり。今年の準決勝では、ネタを磨き上げる執念が垣間見えて笑いながら感動してしまった。ちなみに、昨年優勝を果たしたラブレターズの塚本直毅は佐々木の中学時代の同級生だ。塚本に続き、悲願のタイトルを手にしたいところだろう。
「爆発力」感じる2組と中年コンビの勢い
「インパクト」「爆発力」という点で、もっとも目を引くであろうコンビがトム・ブラウンの布川ひろきとみちおだ。

昨年、『M-1』決勝6位でラストイヤーを終えたふたり。その後、結成16年以上のプロの漫才師を対象とする賞レース『THE SECOND』には「挑戦しない」と明言し、今年スタートした『ダブルインパクト』で準決勝、『KOC』で初の決勝進出を果たす躍進を見せた。
アクの強さは、コントでも健在だ。漫才の特徴でもある「バカバカしさ」「シュールさ」「ホラーチックな気味の悪さ」を、はっきりとした画として具現化したパンチ力は群を抜いている。とくに、ある番組をきっかけに生まれたネタは強烈だ。これがハマれば、優勝も夢ではないだろう。
もう1組、トム・ブラウンとは別種の気味悪さを放っているのが、元祖いちごちゃんの植村侑史とハイパーペロちゃんだ。

2020年の『KOC』で初の準決勝進出。2023年元日放送の『ぐるナイ おもしろ荘』(日本テレビ系)では、ふたりが得意とする不条理系のネタで存在感を示した。今大会の準決勝ではその持ち味が炸裂し、目が据わったハイパーペロちゃんの無言の間やズレた返しがことごとくハマっていた。
所属事務所・浅井企画の芸人が決勝に進出するのは、2019年の『KOC』王者・どぶろっく以来2組目となる。このチャンスを生かし、一気にトップへと駆け上がることができるか。
そして今、もっとも勢いのあるコンビと言えば、ベルナルドのハギノリザードマンと大将になるだろう。

昨年3月、当時スーパーニュウニュウの大将、元ローズヒップファニーファニーのハギノがユニットとして活動を開始すると、同年8月に小島よしお主催のお笑いコンテスト『野菜-1グランプリ』で優勝。また、今年1月に正式にコンビを結成して間もなく、ハギノが『R-1グランプリ2025』で準優勝を果たした。
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