週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ

決勝直前!キングオブコント2025の見所 フレッシュなトリオに無冠の帝王…決勝進出メンバーを徹底解説

9分で読める
  • 鈴木 旭 ライター/お笑い研究家
2/5 PAGES

見事決勝へと駒を進めたのは、しずる、ロングコートダディ、ファイヤーサンダー、うるとらブギーズ、や団、青色1号、ベルナルド、元祖いちごちゃん、トム・ブラウン、レインボーの10組。初出場5組、常連3組、返り咲き2組と見応え十分の面々だ。

キングオブコント2025決勝進出者(『キングオブコント』公式サイトより引用)

それぞれに強みがあり、ネタ順によって印象も変わってくるだろう。とはいえ、ファイナリストたちの特徴を踏まえて、今大会のポイントを挙げてみたい。

フレッシュなトリオと無冠の帝王

まず注目したいのが、初の決勝進出を果たした青色1号の榎本淳、カミムラ、仮屋そうめんだ。2022年の『KOC』で初の準決勝進出、昨年の『ABCお笑いグランプリ』では惜しくも令和ロマンに敗れ準優勝している。

青色1号の榎本淳(写真左)、カミムラ(写真中央)、仮屋そうめん(写真右)(TBSテレビ公式サイトより引用)

サラリーマンコントを中心とする青色1号は、どのネタも実に精度が高い。加えて、今大会準決勝のネタ2本は、シチュエーションとキャラクター、人の出入りでうまく違いを見せていた。

昨年、『週刊プレイボーイNo.51』(集英社)の取材でカミムラは「ふたりで面白くしたところにひとりプラスすることで、もう1個面白いことができる」のがトリオの強みだと語っているが、まさに準決勝1日目は「2+1」を生かしたコントで会場を沸かせていた。

所属事務所・太田プロの芸人に目を向けると、タイムマシーン3号以来9年ぶりのファイナリストとなる。ここ最近は決勝経験者の優勝が増えているが、初出場の新鮮さと強いネタで一気に大会を制することになるかもしれない。

一方、ロングコートダディの堂前透と兎は、あらゆる大会で結果を残してきた無冠の帝王だ。2017年の『ABC』、2022年の『M-1グランプリ』で3位、2024年の『KOC』、今年の『ダブルインパクト』で準優勝を果たしている。

ロングコートダディの堂前透(写真左)と兎(写真右)(TBSテレビ公式サイトより引用)

彼らは、とにかくネタに隙がない。日常的なものからファンタジーまで設定の幅も広く、時に映像を使い、時に面倒なキャラクターを打ち出し、時にシステマチックなやり取りで笑わせる。共通するのは、飄々とした兎の個性を生かしていることだ。

次ページが続きます:
【『KOC』常連組】

3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象