15分くらいサービス残業をさせてしまい、さすがに申し訳なかったこともあり、私はオッちゃんに「飲み物を奢らせてください」と申し出た。オッちゃんは嬉しそうな顔でペットボトル(ジャスミン茶)を指差したので、私はこれをレジに持っていき、手に入れた細かいお金と共にオッちゃんに渡した。
私たちはタクシーに戻り、ハイタッチして解散。


本場の中華料理はリーズナブル。注文はジェスチャーで
博物館には『千と千尋の神隠し』に出てくるような石像があり、「来てよかったな。入場料も無料だし」とウキウキしていたが、このとき既に昼の1時過ぎ。朝から何も食べていなかったこともあり、私は博物館の見学を早々に切り上げ、吸い込まれるように飲食店の中へ⋯⋯。
注文は身振り手振り、ジェスチャーで行った。私の体感として、中国人はあまり英語を話さない(話せない。上の世代は特に)。万里の長城を観光するため北京に宿泊したときも、ホテルの受付スタッフでさえ英語が話せなかった。とはいえ私のTOEICの点数は300点前後。英語で話されてもあまり理解できないので、言語が通じないのは慣れている。よって特に問題に感じたことは一度もない。


食事は大満足だった。中国各地でよく見かける「牛肉面」は約200円。あっさりめのスープにパクチー的な香辛料、トッピングに牛肉が載っている。串焼きはその場で焼き立てを提供してくれ、料金は1本150円程。羊肉の串焼きは絶品で、羊のホルモンも美味しかった。
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