「面積が4倍に拡大」「ディズニー効果で財政力抜群」東京ディズニーリゾートのある街《浦安》が遂げた劇的変化とは?懐かしい写真とともに紹介

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その震災から14年が経ち、浦安市は液状化対策事業に取り組んでいるが、住民合意が得られず、難航しているようだ。

しかし、浦安市の住宅地としての人気は高く、数多くの「住みたい街ランキング」「住みやすい街ランキング」では上位に入っている。

京葉線、東西線などの通勤線のラッシュは厳しいが、都心へのアクセスは抜群。保育や教育の環境も比較的よく、子育て世代の人気も高い。

また、自治体の財政力の指標を示す財政力指数は優良で、その理由は東京ディズニーリゾートや、やはり埋立地に建設された鉄鋼工業団地があることなどで安定した税収を得てきたためだ。

ますます高まるディズニー人気

海面埋め立てにより市域を造成、開発し、その土地にテーマパークを建設したことで、浦安、そして東京ディズニーリゾートは、大いなる成功例として知られることになった。

東京ディズニーランドの開業から40年以上が経つが、東京ディズニーリゾートの人気はますます盤石。埋め立て地における一大リゾート地を生み出したことに追随しようとするものは、万博を開催したどこかの自治体のように、日本という狭い国土内でその後も絶えないようだ。

【参考文献】

  • ディズニーファン編集部/編『東京ディズニーリゾートクロニクル40年史』(講談社、2023年)
  • オリエンタルランド社 HP 
    https://www.olc.co.jp/ja/company/history.html
  • 浦安市 HP
    https://www.city.urayasu.lg.jp/shisei/profile/rekishi/1001463.html
連載
鈴木 伸子 文筆家

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すずき のぶこ / Nobuko Suzuki

1964年生まれ。東京女子大学卒業後、都市出版『東京人』編集室に勤務。1997年より副編集長。2010年退社。現在は都市、建築、鉄道、町歩き、食べ歩きをテーマに執筆・編集活動を行う。著書に『中央線をゆく、大人の町歩き: 鉄道、地形、歴史、食』『地下鉄で「昭和」の街をゆく 大人の東京散歩』(ともに河出書房新社)『シブいビル 高度成長期生まれ・東京のビルガイド』(リトル・モア)などがある。

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