相鉄ゆめが丘「大規模集客施設」開業のインパクト 横浜郊外にポツンと建っていた駅が本領発揮

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相模鉄道いずみ野線のゆめが丘駅。7月に大規模集客施設「ゆめが丘ソラトス」が開業した(記者撮影)

相模鉄道のいずみ野線は、相鉄本線(横浜―海老名間24.6km)の二俣川から分かれ、小田急江ノ島線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる湘南台までを結ぶ11.3kmの路線だ。

相鉄は関東の大手私鉄で唯一、神奈川県内にのみ路線を持つ鉄道会社だが、2023年3月に開業した相鉄・東急新横浜線によって相互直通運転先が豊富になった。いずみ野線内でも東武東上線の和光市や川越市、埼玉高速鉄道線の浦和美園、都営地下鉄三田線の西高島平といったさまざまな行き先の電車を目にすることができる。

駅前に巨大商業施設が開業

最近、いずみ野線でもっとも変化が著しいのがゆめが丘駅。終点の湘南台の1駅手前にある1999年3月開業の高架駅で、近未来を思わせる楕円形の上屋鉄骨を用いた外観が特徴的だ。

開業翌年に「関東の駅百選」に選ばれている。長らく空き地に囲まれて“ポツンと”建つ存在で、2023年度の1日平均乗降人員は2996人と相鉄全27駅中、最も少なかった。

その駅前に7月25日、大規模集客施設「ゆめが丘ソラトス」がオープンした。

【写真】どれだけ変わった?「ゆめが丘ソラトス」建設中(2023年10月)と開業後の現在の様子を見比べる。駅前では大規模マンションの建設が本格化(40枚)
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