日本人の「晩婚化」といわれるが、男性の結婚ピークは27歳! 実は早婚化が徐々に進む統計的な実態
2024年の結婚のうち今回は、75.8%を占める初婚同士男女の結婚について結婚年齢を解説します。結婚年齢は国の統計上の定義で、その年に婚姻届を提出した男女の「結婚式をあげたとき、または、同居を始めたときのうち早いほうの年齢」で集計されています。
つまり、2024年に婚姻届は出されているものの、結婚の実態が明確に確認できないケースはカウントされませんし、11月入籍後に、翌年1月に結婚式または同居開始といった年をまたぐようなケースも含まれていません。年齢に関係なく受理ベースで集計されている婚姻届の数と異なる点について、理解しておく必要があります。
最初に男性の年齢から解説します。男性結婚年齢トップ3は、27歳、26歳、28歳です。2019年までは27歳、28歳、26歳の順でしたが、コロナ発生で大学でもオンライン授業がメインとなり、「出会いは貴重」と感じる若者が増えたからか、2020年からは常に26歳が2位にランクインするようになりました。

男性は徐々に早婚化が進んでいる
「男性の結婚ピーク年齢が27歳」と聞いてびっくりした読者もいるかもしれませんが、2024年統計からさかのぼること20年前の2004年統計でみると、初婚同士結婚の男性のピーク年齢は28歳で、27歳、29歳、26歳と続きます。
実は男性は徐々に早婚化が進んでいるのです。それにも関わらず、平均初婚年齢が上昇しているのはどうしてでしょうか。
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