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「ハリウッドも同じ?」親の七光りに直面する"二世俳優"の特権と苦悩

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  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト
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マイケル・ダグラスも、「若い頃はずっと父カーク・ダグラスの影にいると感じていたが、『ウォール街』でオスカー主演男優賞を受賞した時、ようやくそこから逃れたと感じた」と語っている(父カークは1995年にオスカー功労賞を授与されたものの、それまでは演技部門の候補入りのみで受賞には至っていない)。

マイケルはその前にプロデューサーとして『カッコーの巣の上で』でもオスカーを受賞したが、俳優としての受賞ではなかったため、父に対して感じていたプレッシャーを乗り越えられなかった)。

大御所になった二世俳優もいる

ダグラス(81)、カーティス(66)に加え、ジェーン・フォンダ(87)、ニコラス・ケイジ(61:フランシス・フォード・コッポラ監督の甥)、グウィネス・パルトロウ(53:トニー女優ブライス・ダナーとプロデューサー、ブルース・パルトロウの娘。ゴッドファーザーはスティーブン・スピルバーグ)なども、オスカーを受賞しただけでなく、長いキャリアを築き、世界的スターとなった。ここまで来ると、彼らが「nepo baby」だったことなど、もはや誰も気にしない。その域に行き着くのは、可能なのである。

では、父のおかげで幸運なスタートを得たクーパー・ホフマンは、この後どうか?彼は最近、新作映画『The Long Walk』に主演したし、現在はルカ・グァダニーノ監督の次回作を撮影している。

『The Long Walk』に主演したクーパー・ホフマン(C)Murray Close

それらの役を得られたのは、実力があってこそのはずだ。『ザ・ザ・コルダ』で批評家の絶賛を得たスレアプレトンも、次にその評価に見合うことをやるのかどうかが気になる。

もちろん、どんな役が訪れるか、それが思ったような作品になるのかは、彼らがコントロールできることではない。だが、それは親もたどってきたことだ。この先は、成功も失敗も自分のせい。そこは、アメリカも、日本も、変わらない。

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