「夏の3カ月は北海道でキャンプ生活」「60歳前後から人生が一気に充実」"70歳以上"で愛知から東京移住した夫婦の理想的なリタイア生活

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キャンプで読書中
キャンプで読書中(写真:織田さん提供)
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老後の移住というと、リタイア後に都市から地方へ移住するイメージが強いですが、近年、子供のいる東京に地方から移住する人がじわりと増えています。
ただ、年を重ねてから初めて東京に住むとなると、子供のそばで暮らせる安心感がある一方、生活に適応できるかといった不安や、住み慣れた街を離れる寂しさなどが立ちはだかり、なかなか決断できるものではありません。
そこで本連載では、その“勇気ある決断”をした経験者たちの話を聞き、移住を考えている人の参考になるお話をお届けします。
この記事は後編です。(前編:夫婦ともに「70歳以上」で東京移住、家探しに苦労も

1年のうち約3カ月間は北海道でキャンプ

2022年3月、50年間暮らした愛知県を離れ、75歳で東京に移住した織田義憲さん(79)と敏江さん(77)夫妻。

夫妻には東京移住の他に、「充実のシニアライフ」を送れているもう一つの大きな要素がある。それが北海道でのキャンプ生活である。地銀の銀行マンとして多忙な日々を過ごしてきた義憲さんは60歳以降、人生が劇的に変わった。

織田さん夫妻は毎年6~9月の約3カ月間を北海道内のキャンプ場で過ごす。自宅から軽自動車に大量の荷物を積んで出発、フェリーで北海道に渡る。キャンプ場は無料で使え、食料は食材が豊富な北海道なので困らない。キャンプ内で「顔見知り」が増えると、野菜などは誰かからもらうことも多くなった。

本連載では、首都圏エリアにお住まいの方を対象に取材にご協力いただける方を募集しています(取材は可能な限り対面での取材とさせていただき、難しい場合はオンラインで行います。また仮名での掲載、顔写真撮影なしでも可能で、プライバシーには配慮いたします)。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
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