
キャンプ場のテントとバイク(写真:織田さん提供)
70歳を過ぎて、妻も北海道に同行するように
キャンプ期間は6月から9月だが、毎年3月くらいから徐々に準備を始める。つまり、実質半年くらいはキャンプのために生活しているようなものだ。北海道では鶴居村のキャンプ場にずっと滞在する。
開始から10年間はバイクで北海道に行っていたが、さすがに体力的に厳しくなり、70歳からは軽自動車に切り替えて北海道に行くようにした。すると妻も「私もついて行く」と驚きの反応を示した。
敏江さんは「私は50歳から趣味で絵を描くようになりました。夫の北海道について行きたいと言ったのは、北海道で好きなだけ絵が描けると思ったからです」と語る。

朝晩キャンプ場に現れるエゾシカ(写真:織田さん提供)
こうして夫妻は、車中泊をしながら北海道に向かい、2人でキャンプ場に長期滞在するようになった。結局2025年まで20年間、コロナ禍で行けなかった2020年以外は毎年3カ月、キャンプ生活を続けた。

キャンプ場で仲間と食事(写真:織田さん提供)
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