東京のマンションに投資するなら「中古」×「駅近」の1択しかない理由――買ったら下がる「新築プレミアム」のワナ
この若者たちの流入こそが、即入居可能なマンション(特にワンルーム)の「底堅い需要」の源泉です。彼らの多くは単身者であり、賃貸マンションを必要としています。東京23区の駅から近いマンションは、彼らにとって新生活のスタート地点となる必要不可欠なインフラなのです。
「少子化だから若者は減るはずだ」という反論も聞こえてきそうですが、それも日本全体で見た場合の話です。
地方で生まれた若者たちが、学びや仕事の機会を求めて東京を目指す。この大きな流れがある限り、東京の若者人口は増え続け、マンションの需要が尽きることはありません。
データに基づかない漠然とした将来の不安に、惑わされないようにしましょう。数字は嘘をつきません。未来を見据えたとき、これほど確かな需要に支えられた投資対象は、東京23区と一部地域の中古マンション以外にはないのです。
買った瞬間に価値が下がる「新築」
「どうせ買うなら、誰も住んだことのないピカピカの新築がいい」
マイホームを探すのであれば、その気持ちはよくわかります。しかし、これが投資となると、まったく別の話になります。
私がお客様に一貫してお伝えしているルールの1つに、「新築マンションには手を出さないでください」というものがあります。なぜなら新築マンションは、購入した瞬間から、その価値が下落し始める可能性が高いからです。
この「新築プレミアム」と呼ばれる価格の下落には、明確な理由があります。
新築マンションの販売価格には、本来の土地代や建築費に加えて、デベロッパー(開発業者)の多額の利益、そしてテレビCMや新聞広告といった莫大な広告宣伝費が上乗せされているからです。
仮に4000万円の新築マンションを買ったとしても、その資産価値は、購入した瞬間から年を追うごとに、3000万円台前半まで下落してしまう可能性があるのです。
これは、新車がディーラーから公道に出た瞬間に中古車となり、その価値を下げるのと同じ理屈です。
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