東京のマンションに投資するなら「中古」×「駅近」の1択しかない理由――買ったら下がる「新築プレミアム」のワナ

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では、その「正解」となる立地条件とは、どこでしょうか。

私の18年以上にわたる不動産営業の経験と、3000戸以上販売してきた実績、そして自ら所有する90戸の運用実績から導き出した答えは、極めてシンプルです。

マンション投資で失敗しないエリアは「東京23区内」、そして例外的に「横浜駅・川崎駅周辺」および「三鷹駅・吉祥寺駅」です。加えて、基本的に駅徒歩10分以内が条件です。

「立地」にこだわる理由

「なぜ、そこまで立地にこだわるのか?」

そう疑問に思われる方もいるかもしれません。

近年、不動産会社の中には、東京での仕入れ競争の激化と利益幅の縮小を理由に、大阪や名古屋、福岡といった地方都市の物件に、活路を見出そうとする動きが活発化しているのも事実です。

「地方創生」や「これからは地方の時代」といった営業トークで、地方都市の物件を有望な投資先としてお客様にご案内する同業者がいても、不思議ではありません。

しかしながら私たちは、一般的な会社員や公務員の方々に満足していただける不動産を提案し続けるために、東京23区というエリアにこだわってきました。

東京23区は非常に競争が激しいマーケットです。ここを主戦場として生き残っていくためには、圧倒的な「企業体力」と「経営努力」が必要になります。

私の会社が力を入れてきたことは、本当に価値のある東京23区の物件を仕入れ、会社の利幅が薄くても、お客様に有利になるように提供し続けること。広告宣伝費は抑え、少数精鋭で運営して、余計なコストを削減すること。

これらの努力によってはじめて、東京23区を主戦場に、お客様ファーストの経営に徹することができるのです。「東京23区」という「立地」へのこだわりこそが、私とお客様の成功を支えてきたと言えます。

人口動態、経済規模、インフラの集積度、そして世界からの注目度。あらゆる側面から見ても、東京23区という場所が持つポテンシャルは、他のどの都市よりも優れています。

目先の利回りや価格の安さに惑わされてはいけません。不動産投資は、長期的な視点で、その土地が持つ普遍的な価値を見極めることから始まるのです。

「日本は少子高齢化で人口が減るのだから、不動産投資はもう終わりだ」

これは、不動産投資に懐疑的な人々がよく口にする言葉の1つです。確かに、日本全体の人口が減少傾向にあるのは紛れもない事実です。しかし、そのマクロな視点だけで、東京の不動産市場を語ることは、本質を見誤ることにつながります。

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