照明は白色?暖色?タブレットの画素数は?《子供の集中力を向上させる》ために見直したい5つのポイント
学習時の⾳楽も集中の妨げになることが⽰唆されています。ポルト⼤学のAlessandra S.Souza准教授らによる研究(2023年)では、歌詞つき⾳楽は静寂に⽐べ読解・記憶が有意に低下しました。⼀⽅、楽器のみで歌詞のない穏やかな⾳楽は悪影響が⼩さく、「邪魔になりにくい」ことがわかりました。BGMを流す場合は、⼩⾳量・歌詞なしをおすすめします。
家のインテリア ―集中できる部屋作り
⼦どもが集中するには「視覚的環境」も重要です。観葉植物など「⾃然」を取り⼊れた環境は、脳のストレスを軽減し、集中⼒の持続を助けます。シカゴ⼤学の⼼理学者マーク・バーマン准教授らが⼤学⽣を対象に⾏った研究では、森林公園を1時間弱歩いた実験参加者は、同じ時間を交通量の激しい街を歩いた⼈とくらべ、ワーキングメモリのテストで20%⾼い得点を取りました。
この研究から、窓から⾃然の緑が⾒える環境の⽅が勉強に適していることがわかります。窓から緑が⾒えない場合や、窓がない場合は、室内に観葉植物を置くことをおすすめします。Five Keysはオンラインで授業を行いますが、講師が映っている画⾯内に観葉植物も映り込むように配置しています。
また、⾊は気分と注意⼒に影響を与えます。バレンシア⼯科⼤学のCarmen Llinares教授ら(2021年)による、160⼈の⼤学⽣を対象に⾏われた研究では、寒⾊系の教室で、注意と記憶のパフォーマンスが向上したと報告されています。⼦どもを集中させたい勉強部屋は淡いブルーなどの寒⾊系の⾊調がおすすめです。
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