福岡出張で外せない!ラーメンでも水炊きでもない意外な"名物"→行列嫌いの福岡民が「並んでも食べたい」と思うソウルフードの正体

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天婦羅処ひらお
天麩羅処ひらお 天神アクロス店。ガラス張りで、店内の様子が見える(著者撮影)

8店舗の中で、特に便利なロケーションの「天麩羅処ひらお 天神アクロス店」を訪問した。天神は九州最大の繁華街で、天神駅まで福岡空港から地下鉄で約11分、博多駅から約5分とアクセス抜群。同店は福岡市役所に近い複合ビル「アクロス福岡」の地下2階にあり、天神駅の改札を出て、そのまま地下を5分弱歩くと到着する。

営業時間は10時30分~20時30分(ラストオーダー20時)、席はカウンターのみ26席。筆者が訪れたのは平日の朝10時、開店30分前で、並んでいる人はまだいなかった。しかし数分後には次々と並び始め、開店時はすぐ満席になった。

入店すると、まず券売機で食券を買うスタイルで、定食に加えて単品も豊富にそろう。定食は、やさい、とり天、あじわい、えび定食など9種あり、すべて7~8品の天ぷらにご飯(大・中・小)と味噌汁がつく。価格は910~1190円、天神アクロス店のみ他店より数十円高い設定だ。

それでも天ぷら定食でこの価格なら、十分にお得だろう。そして、店頭には明記されていないが、無料でつくあるものが大好評で、それを目当てに来る客も多い。

天婦羅処ひらお
店の入り口にある券売機。海外の客が多いため、英語・韓国語・中国語表記のメニューも用意されている。右奥に写っているのがベンチ(著者撮影)

刺身級の新鮮さ!無料サービスのいか塩辛が大人気

一番人気の「お好み定食」(中ごはん・1140円)の食券を買うと、「いらっしゃいませ」と威勢のいい声に迎えられ、カウンターに案内された。

今回は朝一番に入店したため、すぐ席につけたが、通常は食券を買ったら、待合スペースの壁沿いに設けられたベンチの最後尾に座る。席が空くと先頭の人から案内されるので、その都度、前につめて座る。これは全店共通のスタイルだ。

カウンターは厨房を囲むコの字型で、目の前で職人が天ぷらを揚げるライブ感がある。店員がテキパキと動き、「ありがとうございました」などと元気に声を出す様子は気持ちがいい。

天婦羅処ひらお
ひらおは全店カウンターのみ。子ども用のいすや食器があり、家族でも行きやすい(著者撮影)
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