自分の持っていない知識や経験を持っているヒトの話を聞く、本を読む、仕事のやり方を工夫する、といったような行為も仕事のスキルを上げたり、人生の充実につながる自己投資の一部なのだ。
そういった自己投資の形はどうであれ、そのような行為に共通しているのは、現時点で自分ができていないことをできるようになりたい、理解できるようになりたい、という願望だ。
もっと仕事ができるようになりたい、もっと良い体形になりたい、などなど。
自己投資とは未知の可能性を広げるための取り組み
つまりは自己投資とはすなわち、まだ出会えていない将来の自分の姿の探求であり、未知の可能性を広げるためのさまざまな取り組みのことなのだ。
企業や個人を取り巻く環境がものすごい勢いで変化している昨今において、何もしないということは現状維持すらままならず後退に必ずつながるのだ。
自己投資を通じて絶えず自分をアップデートできるヒトのみが成長できる、ということだ。
言い換えると、自己投資とは変化の速い時代を生き抜くための防衛手段であり、今の社会を生きる社会人にとっての必修科目である、ということだ。
とは言え、頭では理解していても、実際に自己投資といってもなかなか、というヒトは多いだろう。
何故ならば、「時間がない」、「お金がない」、「今は大きな仕事があるから仕事が落ち着いたら」を含めて、自己投資に向けて一歩踏み出すよりも、踏み出さない理由のほうが多く存在するからだ。
要は自己投資を開始するベストのタイミングという、本来存在しないタイミングをずっと待ってしまって、いつまでも先送りになってしまっている状態、ということだ。
1990年代の後半というかなり昔の話で恐縮だが、当時私が通っていた中堅大学においてすら、「何年か仕事をしたら海外の有名MBAに行く」と言っていたのは20名近くいた気がするが、実際に行ったのは私を含めて2名だけである。
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