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≪プリクラ誕生30年≫市場規模は大幅減も「令和10代女子」の86%が利用! スマホで実現しにくい"雰囲気盛り"の進化とは?

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  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント
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一方、昔に比べて設置場所のゲームセンター は減っている。平成元(1989)年に約2万2000店あったゲーセンも近年はその2割未満になった。こうした事業環境の変化にも対応しなければならない。

東京都内の繁華街にあるゲームセンター(2025年5月、筆者撮影)

課金ビジネスも展開。5年後、10年後の“プリの未来”は

プリントシール機の開発には1年半ぐらいかかる。つまり、再来年のトレンドを予測しながら開発するのだ。前述したJKマインドを持ち続けながらも、大人目線で事業と向き合う。

同事業におけるフリューの収益は、まずはプリントシール機本体(新機種価格は約270万円)の販売に加えて、撮影で必要となるシール紙などの消耗品代。そして撮影データをダウンロードできるプリ画取得・閲覧サービス『ピクトリンク』の月額課金から成り立っている。

「今後は、コア層である10代女性を大切にしつつ、卒業世代に支持される努力もさらにしていく必要があると考えています。プリには遊びとしての楽しさや思い出に残るという魅力がありますが、近年は“盛る”ことに特化しすぎたために特別な日の記念に撮るものという印象付けがされてしまったことが今の課題だと感じています。

“身近なエンタメ空間” になるために“盛る”以外の価値も提供し、女子高生や女子大生のZ世代やその下の女子中学生世代を中心により幅広い層へのアプローチを仕掛けています」(平野氏)

「成熟市場でもまだやり残したことがある」はビジネス現場の格言だ。まずは、次の10年に向けて、プリの未来をどう創っていくのか。

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