なぜ一橋大生はダンス・歌"未経験"で選ばれたのか? timelesz・篠塚大輝が示した「考えて動ける力」の凄さ
「考えて動ける力」は、今後ますます求められる

篠塚の「考えて動ける力」は、従来イメージされていた「イエスマン」的な後輩像とは根本的に異なる。自己肯定感を持ちながら相手を立てられる。論理的思考と感謝の心を両立しながら、失敗を恐れず挑戦する姿勢。これらは、現代の職場で求められる新しい人材像そのものだ。
多くの企業が優秀な人材の確保に苦労する一方で、採用後の早期離職に悩んでいる。また、世代間の価値観の違いも組織運営の課題だ。しかし興味深いことに、Z世代の多くが「成長したい」と回答しており、上の世代が抱く「向上心不足」のイメージとは正反対の結果も出ている。
篠塚のような存在は、こうした世代間ギャップを超越する普遍的な価値を体現している。彼の座右の銘「二兎を追う者だけが、二兎を得る」が示すように、学業とアイドル活動の両立、謙虚さと自信の共存。一見矛盾するものを両立させる力こそ、令和時代の「考えて動ける力」だろう。
ただし、個人の力だけでは限界がある。先輩メンバーが「しのを背負う」と宣言したtimeleszのように、組織の受け入れ体制が不可欠だ。完璧でなくても、素直に学ぶ。感謝を忘れず、失敗を成長の糧にする。篠塚が見せる「考えて動ける力」は、Z世代にとっての新しい“信頼の形”なのかもしれない。
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