それが縁となり、岩手県では、『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地である鳥取県境港市、「こなきじじい」などの多くの妖怪伝説のある徳島県三好市と並び、「怪フォーラム」を定期的に開催して交流してきました。

あれから12年、「あまちゃん舞台地」の現在

『母の待つ里』で“母”を演じた宮本信子さんが出演していて、岩手県が舞台になった作品といえば、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)を忘れてはなりません。
沿岸部の三陸鉄道では、放送から12年経った現在でも『あまちゃん』をモチーフにしたラッピング列車が走っており、さらにロケ地となった県北部の久慈駅周辺や野田玉川駅、堀内(ほりない)駅などには、今でも多くの聖地巡礼のファンが訪れています。

近年の遠野は、沿岸部の宮古や大船渡などに寄港するクルーズ船のツアー客の行き先としても人気です。どちらの港からも1時間程度で来ることができ、日本の原風景を楽しむことができることから、外国人観光客も含め、人気を集めています。
“ふるさと”のない人が増えているという現代。日本の心のふるさとである町に“里帰り”してみるのもいいかもしれません。
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