ある種の動物が持つ「第三の目」「第三のまぶた」のスゴすぎる能力――獣医病理医が語る「動物たちのおもしろい体の仕組み」

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猫の目
動物のなかには、第三の目や第三のまぶたをもつものがいます(写真:らい/PIXTA)
茂みから飛び出して素早く獲物を捕らえるネコ、嗅覚の強さから麻薬探知犬として活躍するイヌ、大量の草を効率よく消化するウシ……等々、動物たちの身体機能は人と大きく違います。
さまざまな動物の体を比べてみると、かれらが周りの環境にあわせて独自の進化を遂げてきたことがわかり、その生態や身体機能、病気の秘密が見えてきます。
獣医病理医としてさまざまな動物の体や病気を調べている中村進一さんの著書『不思議でおもしろい動物たちの「からだの中」の話』から、一部抜粋してお届けします。

第三の目をもつ動物

手塚治虫の漫画『三つ目がとおる』、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』などには、3つの目をもつキャラクターが登場します。

また、私が幼い頃、額にある第三の目を使えば透視ができたり、普段見えないものまで見えるようになるとテレビの超能力特集でやっていて、三番目の目があれば、何か特別な力を発揮できるようなイメージがあります。

ところが実際に、第三の目をもつ動物がいるのです。

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