「立地的にはリーズナブルな吉祥寺」「サイゼ発祥の地でもある」…東京駅まで30分、東京のお金持ちが「わざわざ邸宅を構えた街」の"実態"

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酒井さんは本八幡のことをこんなふうに語る。

「たぶん、誰もが感じるのは交通の便ですよね。3つの路線があるので、圧倒的に便利です。あと、昔は少しヤンチャな人たちがいたらしいけど、今ではすっかり治安のいい街になっています(笑)。

もうひとつ言えるのが、わりと歴史のある街ってことですね。葛飾八幡宮は源頼朝とか徳川家康が信仰していたと聞いてます」(酒井さん)

ジーンズの話を聞いたあと、せっかくなので本八幡の歴史めぐりをしてみた。

数々の武将に愛された葛飾八幡宮

地元では「はちまんさま」の愛称で知られる「葛飾八幡宮」は平安時代に宇多天皇の勅願によって、京都・石清水八幡宮を勧請したお宮だ。古くから武神として知られ、源頼朝、太田道灌、徳川家康といった武将たちの崇敬を集めた。

葛飾八幡宮
葛飾八幡宮(筆者撮影)

このお宮のある界隈は、高級住宅街が広がっていることは前にも書いた。近所を歩いていると、きちんと手入れされた松の木が目を引く邸宅なんかがそこかしこにある。

【写真16枚】交通の便は抜群、歴史ある寺社仏閣、渋くて格好いい喫茶店もある…市川市・本八幡はこんな街

前出の土谷不動産、土谷代表は、こんなふうにいう。

「葛飾八幡宮もあるし、歴史的な重みを感じる地域なんだね。京成八幡駅を使うと墨田、江東、葛飾なんかからすぐだから、あちらにある工場主とか大店の主といった人たちが家を建てたんですよ。首都圏から近く、歴史もあって静かな街、本当に本八幡は”住むとちょっといい街”だと思いますね」(土谷さん)

交通の便に恵まれ、商業のにぎわいと静かな住宅街が共存し、さらに歴史と文化が息づく本八幡。まさに「住むとちょっといい街」なのである。

【もっと読む】自由が丘と二子玉川のほぼ中間、知る人ぞ知る「渓谷と古墳のある街」の"実態" 最高の住環境なのにタワマンが建つことがない理由 では、「東京の田舎」世田谷区等々力を、街に詳しいライターの末並俊司氏が探訪。豊富な写真とともに、その奥深い魅力を解説している。登録すれば本連載の最新記事が届く《こちら》の「著者フォロー」ボタンから。
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末並 俊司 ライター

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すえなみ・しゅんじ / Shunji Suenami

福岡県生まれ。93年日本大学芸術学部を卒業後、テレビ番組制作会社に所属。09年からライターとして活動開始。両親の自宅介護をキッカケに介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)修了。現在、『週刊ポスト』を中心として取材・執筆を行っている。

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