「マウント取りたがり」「意地悪」「自分の都合ばかり優先」…避けられない職場の人間関係、"困った人たち"に振り回されない方法

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ディスるというのは、基本的によろしくない行為です。

「だいたいあいつはバカなんだよ」「上にはヘイコラして、こっちには威張ってばっかりで」「信じらんない最低の性格」「上司の資格なんか全然ない」「先週あんなことしたくせに」……。

そういうことを言ってばかりいると、自分のほうがわびしい精神状態になっていきます。きつい言葉は、結局自分の心に跳ね返ってくる。喫茶店や居酒屋でずっと悪口を言っていると、気持ちがよくなるどころか、いやな気分、いやな顔になってくるものです。もちろん、聞いている相手も楽しいわけはありません。

そういうクセがついてしまうと、ハッピーではいられないでしょう。人のことを悪者にしてあれこれあげつらっていると、いやな感情がどんどんヒートアップしてきて、いいことはないのです。

人間関係の悩みは、勤務時間が終わっても続きます。苦手な相手から言われたことを思い出してしまったりする。「こう言い返せばよかった」「でもそうするとあの人はこういうふうに言い返してくるだろう」などとシミュレーションしてしまったりする。

自分の人間性にもいけないところがあるのかもしれないとか、いや相手にも非があるだろうとか、行ったり来たりしている作業自体で疲れてしまいます。

それを断ち切るためにも、「一度ていねいにディスる」というのを、区切りにするのもひとつの方法です。

反対に、いっそのことあえて、一度とことん考えてみようと決めるのもアリです。腰を据えてじっくり考えることにする。

「見ちゃダメだよ」と言われたら見たくなるけど、「気が済むまで見ていなさい」と言われるとそんなに見たくなくなるものです。

とことん考えることにして、冷静にしっかり直視したりかみくだいたりしてみると、「なんだ、たいしたことない。そこまでこだわることか?」と思い至れたりするものです。

言ってしまえば、たかが一時的な職場の人間関係ですから。その悩みに飲み込まれないように、最終的に距離が取れればそれでよいのです。

以下、職場で悩みの種になる困った人たちについてあげておきます。

職場にいがちな“困った人たち”、どう対処すべき?

・マウントを取ってくる人

話していると必ず「私はこうなんだけど」「俺の家にはこれがあって」とマウントを取ってくる人がいます。やたらと権威に執着したり、権威をちらつかせたりする人もいます。

基本は、必要最低限のあいづちを打つか、無視するかでいいのですが、いやな気持ちを軽減するためには、とらえ方を変えていくのがいいでしょう。

自慢話をたくさんしてくるのは、自信がない人です。あなたに悪意があるわけではありません。

この人はすごいとか、この人は私より上だととらえるのではなく、「自信がなくて気の毒なところがある」と思ってあげるのが一番です。

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