最低限しか働かない「静かな退職」は善か悪か? 意識調査でわかった「報酬より大事なこと」
「かつての部下が『静かな退職者』だった」と明かした都内の会社員女性(47)は、効果的なアプローチについて、
「中心的な役割を与えて仕事を引っ張る責任とやりがいを感じてもらう」
ことを挙げた。
一方、自身が「静かな退職者」だと吐露した都内の会社員女性(60)は
「評価をしてくれない上司の下ではやる気が起きず、最低限の仕事以外のことをしても無駄という気持ちにならざるを得ません」
と心情を吐露。
効果的なアプローチは「周囲からの評価。部下が気持ちよく仕事ができる上司のマネジメント力」を挙げる。
同じ部署の先輩が「静かな退職者」だったという都内の50代女性は
「定年の1、2年前から仕事量と熱意を減らしていました。『静かな退職』は悪いことだとは思っていません。私もゆくゆくは実践したい」
と打ち明けた。
「静かな退職」は個人の問題か、組織の問題か
そもそも「静かな退職」は個人の問題なのか、それとも職場環境(企業・経営側)の問題なのか。このあたりのバランスをどう捉えればいいのか。
前出の高田さんは「『静かな退職』という現象自体は善でも悪でもないというスタンスが重要」と説く。