株価が沸騰!「AI銘柄」に化けたオラクルの強み/トランプ肝煎り「スターゲート計画」でも中核に/4000億ドル超の受注残でバブル懸念を払拭
――オラクルのクラウドは、AIモデルのトレーニングなどを支えるスーパーコンピューターと、独自のネットワーク技術に特徴があります。昨年9月に発表したスーパーコンピューター「OCIゼタスケール」は今回、「OCIゼタスケール10」として新たに発表されましたが、その意味合いとは?
クラウド上で業界最大級のAIスーパーコンピューターである「OCIゼタスケール10」は、数十万基のNVIDIA GPUを複数のデータセンターの間で接続し、(理論上は現在の最速スパコンの数千倍~1万倍以上となる)最大16ゼタフロップスのピーク性能を発揮する。
AIモデルのトレーニングでは、GPUそのものの性能だけでなく、それらを結びつけるネットワークの性能と安定性がプロジェクト全体の成否を左右する。オラクル独自の超低レイテンシー(遅延)・ネットワーキング技術をNVIDIAのAIインフラストラクチャーと緊密に連携させることで、前例のない規模とパフォーマンスが実現できる。
このインフラは、オラクルとオープンAIがテキサス州アビリーンで進めているスターゲート計画のフラッグシップとなるスーパーコンピューターの基盤構造だ。



















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