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成否の分かれ目は《うんちく》の扱い方にあり! 「接待の席」で相手を確実に喜ばせる"鉄板の話術"

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偶然知っていた、たまたま使える、という言葉を前につけておけば絶対に嫌みにはなりませんし、相手も傷つかずに済むからです。これが優しさであり、敬意だと思います。

もしも、「その話なら知ってるよ」と思ったら……

次は、僕が実際に経験した話です。

自動車会社のプロジェクトに関わっていたおかげで、僕はここ数年、最新の車の開発事情や業界事情にだいぶ詳しくなっていました。あるパーティーで、別のメーカーの人が、その企業と僕のクライアントとの間で進んでいる大きなプロジェクトの話をはじめました。

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その人は「君は知らないだろうけど……」という言葉で説明をはじめましたから、僕は最後まで知らないふりを貫き、知っていることもいちいち初めて聞いたかのように振る舞いました。そして最後には、「いやあ、まったく知りませんでした。勉強になりました」とお礼を述べました。

みなさんのなかには、野呂は調子のいいヤツだなあ、と思う人がいるかもしれません。

でも、僕が食傷気味に「ああ、はいはい、その話なら存じていますよ。御社と○○社の共同プロジェクト、実は裏で私も絡んでいるんです」とでも言おうものなら、その会話はすぐに終わるでしょう。そして、相手の気分は最悪になる。プライドが丸つぶれになってしまうのですから。

先方はただ自慢したかっただけなのかもしれません。でも、とっておきの話題として、僕に情報提供してくれたのかもしれないのです。そんな人の顔をつぶしてまで、会話の効率を追求する必要などまったくありません。

話の展開がわかっていたとしても、その人の気持ちを察し、ニコニコし、びっくりした顔で結論が出てくるのを待つくらいの度量があっていいでしょう。これは話し方のテクニックと同時に、人への優しさの問題でもあるのです。

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