「人生最後のモーニングは、ここにしようかしら」 ティファニー銀座「9350円モーニング」素晴らしさに圧倒された朝

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噛めば噛むほどに、小麦の滋味とバターのコクが口の中に広がってますますおいしい。マッシュルームみたいな形をしたブリオッシュは、外は香ばしく焼いてあって中はふわふわ。

クロワッサン
『ティファニーで朝食を』の、映画冒頭でオードリーが頬張っていたクロワッサンが目の前に(筆者撮影)

添えられたいちごとブルーベリーのジャムは、コンフィチュールのような、サラリとしたテクスチャーです。

スプーンですくうと、果実がそのままゴロリと入っていて、甘さ控えめでフレッシュな仕上がり。さらにティファニーのロゴが刻印されたバターは、桜チップで燻製してあり、クロワッサンに塗って食べると、燻した香ばしい香りがふわりと鼻に抜けます。

クロワッサンに、いちごジャムと、桜の香りのスモークバターをダブルで乗せて食べれば、思わずニンマリ。口角が上がります。

とろけるスクランブルエッグと極上のハム

スクランブルエッグ
ティファニーの朝食メニュー、大分の蘭王たまごを使用したスクランブルエッグ。オレンジ色の卵黄は濃厚な味わい(筆者撮影)

メインは、スクランブルエッグとサーモン&プロシュート。大分の蘭王たまごを使用したスクランブルエッグは、小さめのパエリアパンにたっぷり。

なか卯の「こだわり卵」のような濃いオレンジ色は、上に散らされた小ネギの緑色でより映えます。絶妙な半熟具合に仕上がっていて、口に含むととろけるような舌触り。

特に凝った味付けもない、シンプルなスクランブルエッグなのですが、それゆえに卵本来のコクやおいしさをしっかりと感じられます。

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