「画業40周年」折原みとが"等身大"で語る《おひとりさまの楽しみ方》。60代で始めたInstagramが人気、みと流「人生を楽しむコツ」とは?

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60代おひとりさまが楽しく生きていることが、皆さんを元気にするんじゃないかと思って始めたことなので、そういう声をいただけると"ヨシッ!"と思っています」

折原みと流、人生を楽しむコツ

年齢を重ねながらも、人生を楽しむためには何が大切なのだろう。

「1つは、年齢で自分の限界を決めないということ。もう60代だから諦めようとか、こんなことをしたら恥ずかしいなんて考えなければいいんです。私は10代の頃から憧れていた弓道を59歳で始めました。今の自分にとって何が1番大事なのか、優先順位をつけるといいんじゃないでしょうか」

新しい趣味は、人とのつながりを広げる機会にもなっている。

「私が入門した道場の同期は、高校生から60代まで幅広く、皆一緒に練習をする仲間なんです。"こうしても弓がうまく引けないんだよね"なんて、年齢の離れた人たちとも同じ立場で会話ができるので、青春時代の部活動をもう一度やり直しているみたいです。

会社を引退して寂しさを感じている方も、趣味のサークルに入って若い人と話すと、気持ちが若返るんじゃないでしょうか」

折原さんの毎日
海で泳いだり、ずっと憧れていた弓道に挑戦したり、充実した日々を過ごしている(写真:折原さん提供)

また、ストレスを溜めにくい心持ちでいることが、人生を楽にするという。

「"まあ、いいか"が私の口癖。作家を40年続けてこられたのも、こういう考え方だったからだと思います。本気で悩んでいたら、メンタルか身体のどちらかが壊れていたかもしれません。

あと、人生を楽しむためには健康が大事! 私はもともと体が丈夫ですが、早朝から犬と散歩をしたり、弓道などの習い事で体を動かしたりと、運動と規則正しい生活を意識しています」

7月に発売され、Amazonで即売り切れてしまった『折原みと傑作選 2025年09月号』(メディアックス)

今後も書きたい作品や、仕事以外で挑戦したいことが限りなくあるという折原さん。その1つが、インテリアコーディネーターの資格を取ることだ。

「横須賀のアトリエは、"いただきもの"の古い家具でインテリアを作り上げたんです。ちょうど知り合いの編集者が『実家じまい』をするタイミングで、不要な家具を山のようにゆずってくださったので、それを生かしました。

その経験から、不用品を引き取ってインテリアコーディネートをする仕事ができないかなと。最近は古民家をリノベーションするほうが多いですが、そういうお家には古い家具の方が馴染むと思います。こうやって、やりたいことを思い描いているとワクワクしますね」

今後の夢について、目を輝かせて語る折原みとさん。作品だけでなく生き方そのものを通して、まだまだたくさんの人に希望を与えてくれそうだ。

古民家
茨城県内の古民家での暮らしも楽しんでいる(画像:Instagram「mito /60代バツなしおひとりさま」より)
都田 ミツコ 編集者・ライター

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とだ みつこ / Mitsuko Toda

1982年生まれ。編集者・ライター。編集プロダクションでの勤務を経て、フリーランスに。

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