「画業40周年」折原みとが"等身大"で語る《おひとりさまの楽しみ方》。60代で始めたInstagramが人気、みと流「人生を楽しむコツ」とは?
移住後は、逗子が舞台の小説『天国の郵便ポスト』、鎌倉が舞台の小説『制服のころ、君に恋した』、葉山が舞台の小説『幸福のパズル』からなる湘南3部作を発表。
また1999年に八ヶ岳に別荘を購入。2021年からは横須賀市にアトリエを構え、同市を舞台にした児童書『うみねこ館の四姉妹』シリーズを執筆している。

「逗子に引っ越してからは海や自然に関係する作品が増えましたね。犬を飼ってからは動物が登場することが多くなり、実際の生活が反映されていると思います」
「バツなし60代ひとり暮らし」、ぶっちゃけてます
折原さんは自身について、「数年に1回、新しいことをやりたい気持ちが湧いてくる」と話す。2004年には、八ヶ岳の別荘の近くで「ドッグカフェ」を営んだことも。興味の赴くままに行動できるのは、"おひとりさま"の強みかもしれない。
そして、今年2月、「また新しいことを始めたい」という気持ちから、「mito /60代バツなしおひとりさま」というInstagramのアカウントを開設。女性たちに向けて、ポジティブなメッセージを発信している。動画は、全て自身で撮影・編集をしているという。

「作品以外の方法でも、皆さんに伝えることができるんじゃないかと考えたんです。昨年60歳を迎え、"もう作家としてのイメージなんて気にせず、ぶっちゃけてもいいのかな?"と思うようになったのも、きっかけの1つでした。
私自身もそうでしたが、独身だと、結婚のプレッシャーをかけられたり、老後の不安を感じている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。そういう方たちのために、"60代バツなしおひとりさまだけど、すごく楽しいですよ"って私が言おうと思ったんです」

反響は予想以上に大きく、多くの女性たちから共感の声を集めている。
「40代から60代くらいの女性たちから、"私もバツなしおひとりさまです!"という反応をいただいています。
"折原さんの投稿を見て、なんだか気が楽になりました"と言ってくださったり。今は、日本人女性の5人に1人くらいの方が50代で未婚というデータがあるくらい、おひとりさまはたくさんいらっしゃるんですよね。
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