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生成AIが追い風の「アクセンチュア」、成長を支える4つの柱。新時代に向けたリストラ、M&Aにも注力

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大手コンサルティング会社のアクセンチュアが、生成AIという追い風を味方につけています。9月25日に発表された通期決算(2025年8月期)は、売上高が前年比7%増の697億ドル、調整後EPS(1株当たり利益)は同8%増の12.9ドルでした。

経営陣は生成AI関連の売上高が通期で27億ドルに達したことをアピール。前年度の3倍に拡大しました。同分野の新規受注高は59億ドルと、前年度からほぼ倍増。2023年度から進めてきた総額30億ドルのAI分野への投資が、具体的な成果として表れたと言えます。

本連載「Strainer Report」はわかりやすい図表に定評のあるストレイナーの決算分析記事のうち、海外企業に関するレポートを掲載しています。詳細はStrainerをご覧ください

ジュリー・スウィートCEOはAIを、デフレ的な(市場を縮小させる)要因ではなく、事業機会を拡張させるものだと捉えています。AIによる効率化で生まれた予算は、クライアントの新たな事業機会への再投資につながると言うのです。果たしてどういうことなのか、本記事ではアクセンチュアの近況と戦略を紹介します。

AI導入の障壁は「組織」にあり

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