「81歳で新人漫画賞」を受賞した漫画家の正体 かつては20代後半でも「遅咲き」と言われた

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ビッグコミック青年コミック
「ビッグコミック&ビッグコミックオリジナル 第11回青年漫画賞」で、中原とほる氏の『野球で話せ』が松本大洋賞を受賞した(筆者撮影)
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9月5日、「ビッグコミック&ビッグコミックオリジナル 第11回青年漫画賞」の審査結果が発表された。そこで注目を集めたのが、松本大洋賞を受賞した『野球で話せ』という作品だ。プロ野球の新人テストを受けに来た高校生が主人公のドラマで、松本氏は「軽さと清潔感のある画面、チャーミングさと不思議さのある絵で、キャラクターやモブの描き方などにもとても魅力を感じました。セリフにも重量があり、読んでいて心に響くものが多くありました」と高く評価する。

「ビッグコミックオリジナル」
「ビッグコミックオリジナル」(小学館)2024年9月20日号p277より

80代で漫画新人賞を受賞

賞金100万円と掲載権を獲得した同作は「ビッグコミックオリジナル」(小学館)9月20日号(9月5日発売)に掲載されている。あの松本大洋が賞賛する作品とはどんなものか……と雑誌を開いてびっくり。扉ページにこんなアオリ文句が打たれていた。

「史上最高齢受賞!! 81歳、渾身の62P!!」

は、はちじゅういっさい!? 作者の中原とほる氏に関しては、誌面にもウェブ「ビッグコミックBROS.」にもプロフィール情報がなく、受賞コメントも掲載されていない。そこで試しにネットで検索してみたら、なんとご本人のホームページがヒットした。

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