(6)ドライ不燃人へのNG
「早く夏休みの宿題をやってくれないと、お母さんが困るの」
このように感情的になれば、子どもからはこのように返される。
「僕が宿題をやらないとお母さんが困るって、どうして? それとこれとは関係がないでしょ」
理屈に合わないようなことを言えば、返り討ちに遭うのが、このタイプの特徴である。
(7)アンチ不燃人へのNG
「もうお母さん、知らない!」
あたりまえだが、相手にキレてはいけない。このタイプは親との関係性に問題を抱えている。宿題以前に、まず関係修復が必要だ。感情的になれば、溝はさらに深まる。
効果的な声かけ タイプ別の話し方とは?
では、どのように声をかければいいのか。タイプ別に具体的な方法を解説する。
(1)ピュア自燃人への声かけ
「今日は算数のプリント3枚やろうか。終わったらアイス食べよう!」
具体的で短期的な目標を設定する。そして小さなご褒美を用意する。このタイプは瞬発力はあるが持続力がない。だから毎日の声かけと確認が必要だ。
(2)アピール自燃人への声かけ
「○○ちゃんが宿題を頑張ってくれると、お母さんすごく助かるな。応援してるよ」
承認と期待をセットで伝える。進捗を見守り、こまめに褒める。「さすが! もう半分も終わったの?」という具体的な称賛が効果的だ。お父さんも巻き込めば、さらに効果は高いだろう。
(3)エリート自燃人への声かけ
「宿題の計画、どう立ててる? 何か相談があれば聞くよ」
このタイプは自律的に動ける。親は見守りに徹し、必要なときだけサポートする。いわゆる「サーバントリーダーシップ」である。過度な干渉は逆効果だ。
(4)アーリー可燃人への声かけ
「無理しなくていいよ。でも、お盆過ぎたら少しずつ始めようか」
プレッシャーをかけず、ゆるやかに促す。「1日1ページでもいいから」という低いハードルから始める。火がつけば、徐々にペースが上がってくる。
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