部下にも使える! 夏休みの宿題を子どもに促す「声かけ」、7つのタイプ別戦略がすごかった。《絶対に言ってはいけないNGワード》とは?

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(5)レイト可燃人タイプ

「A君も、B君も、まだ全然やってないよ」と周囲の状況を持ち出して口ごたえする。

(6)ドライ不燃人タイプ

「早めにやればいいってもんじゃないよ。それにお母さんが忙しいからって、それ関係ないでしょ。僕の宿題なんだから」と論理的に反論する。

(7)アンチ不燃人タイプ

「宿題なんて、やらない」と真っ向から拒否。「お母さんなんて、どうせ僕に興味なんてないでしょ」と相手を逆撫でするような発言までする。

タイプによって、同じ声かけでも相手のタイプによって受け取り方がまったく異なる。だからこそ、タイプ別の話し方とアプローチを考えなければいけないのだ。

親が絶対に言ってはいけないNGワード

次に、それぞれのタイプに対して「絶対NGワード」を見ていこう。相手のことを考えて言ったつもりでも、逆効果になることがある。

(1)ピュア自燃人へのNG

「もうやったのね、よかったわ(さすが、うちの子は早い)」

このタイプは素直に「わかった!」と返事をする。問題は、親がそれを信じ切ってしまうことだ。「うちの子は素直でいい子」と安心してはいけない。

ピュア自燃人のタイプは、「返事はいいが、長続きしない」ことが多い。そのため継続的に「宿題やったの?」と確認する必要がある。放置すると、最後まで手つかずのまま夏休みが終わる。

(2)アピール自燃人へのNG

「お母さんに褒められるからやるの? 違うでしょ? 自分のためにやるんでしょ?」

これは絶対に言ってはいけない言葉だ。このタイプは親からの承認が原動力だ。それを否定されると、やる気が一気にしぼむ。「お母さんのためじゃダメなんだ」と傷つき、宿題への意欲そのものを失ってしまう。正論を言えばいいということではない。

(3)エリート自燃人へのNG

「夏休みの宿題なんて、本当はやる意味ないよね。バカバカしいよね」

親がこんなことを言うと、このタイプは相手を軽蔑する。なぜならとても聡明だからだ。「そんなことを親が言うべきではない」とクールに判断する。エリート自燃人は、たとえ子どもであっても、大人の矛盾や無責任さを鋭く見抜く。

(4)アーリー可燃人へのNG

「早くやりなさいと言ったじゃないの!」と強く叱る。

このタイプはエンジンがかかるまで時間がかかる。親のペースで急かしても逆効果だ。じっくりと火がつくのを待つ必要がある。可燃人は自燃人と違いマイペース。すぐに火がつかないのだ。

(5)レイト可燃人へのNG

「A君も、Bちゃんも、計画的に進めているよ」

このタイプは周りに影響されるが、親の都合のいいクラスメートの名前を出しても感化されない。「D君やC君は、まだ全然やってないって」と、子どもの都合のいい友だちの名前を出して言い返してくる。

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