「キャットウォークを全然使ってくれない」「猫部屋よりリビングにいる」“飼い主の理想”は迷惑?“猫専門”建築士が教える“猫が本当に喜ぶ家”

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流れを説明すると、ネコアイでまず、客に書いてもらうのが、A4用紙で7枚に及ぶ「ヒアリングシート」だ。

客や猫などの家族構成や年齢といった基本情報、暮らし方、猫の性格、運動能力、食べ物、施工の要望など、多岐にわたる質問が並ぶ。

カウンセリングシート
依頼時に記入してもらうヒアリングシート。飼い猫の性格、家族との関係、好きなご飯やおやつ、トイレのタイプなど、質問は多岐にわたる(撮影:梅谷秀司)

次に事務所で間取り図、室内写真、猫の写真を見ながら猫との暮らしや性格などについて聞き取り、おおまかな予算についての説明を行う。

実際に依頼が決まれば、自宅を訪問し、現場の測量を行う。これに基づき作成した図面や見積もりをすり合わせたのち、契約、発注、着工、引き渡しと続く。

”猫専門”の建築家になった理由

「猫のつながりで世界が広がっていくこと」が、猫専門家として活動するうえでの何よりの喜びという清水さん。

後編「猫に良かれと思った飼い方がストレスになり病気を招くことも」≪猫が本当に喜ぶ家≫を追求する”猫ファースト建築士”の猫愛あふれる生き方では、清水さんが”猫専門”の建築士になった背景、本当に猫が幸せな家の作り方を聞いた。

ネコアイのオフィスには猫の代わりにかわいい猫のぬいぐるみが(撮影:梅谷秀司)
*参考文献
・城戸佐登子,林谷秀樹,岩崎浩司,Alexandre Tomomitsu OKATANI,金子賢一,小川益男,獣医疫学雑誌,No.2,77-87.,2001『犬と猫における長寿に関わる要因の疫学的解析』
・アニコム『家庭どうぶつ白書2024』 
圓岡 志麻 フリーライター

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まるおか しま / Shima Maruoka

1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka

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