「世界6大猫スポット」台湾の村に暮らす猫の日常 その数100匹以上、人間よりも猫が多い
ベトナムの古都ホイアンに灯る色鮮やかなランタン、世界遺産の始まりとなったエジプトのアブ・シンベル神殿、オランダ・リッセで見つけたチューリップの楽園 ――。
『世界がくれた美しい風景に出会う旅』は夫婦ともに元国際機関の職員である著者が、仕事や休暇で訪れた国々の魅力的な風景を集め、その街の魅力を余すことなく伝えたフォトエッセイです。
一度見たら忘れられないファンタジックな写真とともに、その国の人々のくらしを4回にわたってお届けします。
台湾の猫の街
エジプト、モンテネグロ、レバノン、そしてトルコ。猫が大切にされている国や街に住んだり、旅したりしてきたせいか、猫探しの旅「猫旅」をする機会を模索することが多くなった。この台湾も例外ではなく、猫旅という視点で訪れた地のひとつだ。
猫カフェの発祥地とされている台湾。調べてみるとなんと台湾には猫村といわれている村があるとのこと。これは行くしかない。『千と千尋の神隠し』の舞台のひとつと噂されている九份を堪能してから、首都台北に向かう道中にある猴硐に向かうことにした。
九份から車で片道20分弱の位置にある猫村・猴硐は、時の流れとともにかつて盛んだった炭鉱業が衰退し、過疎化が進み、一度は寂れてしまったのだが、近年また猫村を中心にその魅力を取り戻しており、2013年にはCNNによって世界6大猫スポットとして選ばれている。その猴硐の猫村に到着するやいなや、第1村猫発見。
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