20~30代は横浜・野毛、60代以上は高尾、では40~50代は? 東京23区民が「休日にわざわざ出かけてお金を使う目的地」年代別ランキング全60地点

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20~30代ランキングの1位は、「神奈川県横浜市中区野毛町」のホルモンとなった。野毛ホルモンセンターがあるエリアである。

驚くべきは、2位以下を席巻した「鮮魚店」。 これらのエリアに共通するのは、いずれも鮮魚チェーン「角上魚類」が立地しているという点だ。自分や家族のためはもちろん、友人たちと楽しむ週末のホームパーティーやバーベキューの主役になるような、「少しでもおいしく、質の高い食材」へのこだわりが感じられる。

3位や11位のエリアにあるのはペットショップ「ペテモ」である。ペットは家族の一員。品ぞろえが豊富な専門店に“わざわざ”足を運ぶ、大切な家族のためには時間とコストをいとわない人たちが多く来訪している。

「荒川区東日暮里」の手芸店(7位)も興味深い。日暮里繊維街があるこの地は、コスプレイヤーやハンドメイド作家たちの聖地となっている。

食へのこだわりが際立つ40~50代

40~50代ランキングにおいて偏差値93.61という圧倒的なスコアで1位になったのは、「横浜市金沢区」の精肉店だ。このエリアの精肉店には食肉問屋直販の「横浜南部晃進」がある。

同じく90点台の偏差値を叩き出した2位・3位の和菓子店は「文明堂」の立地と一致し、いずれも工場併設の直売所がある。

また、20~30代と比較すると全体的に順位は落ちるものの、14位から20位までに鮮魚店が4つランクインしており、ここでも「角上魚類」が圧倒的な存在感を放っていた。自分や家族のために少しでも新鮮な食材や出来立てのものを求める姿が垣間見える。

5位と8位には、アウトドア用品店「WILD-1」があるエリアがランクイン。近年のキャンプブームの中核を担う40~50代が、都会の喧騒を離れて特別な時間を過ごすための装備を求めて専門店へと向かう様子がうかがえる。

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